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『鑑定人と顔のない依頼人』 [生活]

『ニューシネマパラダイス』の監督ジュゼッペ・トルナトーレの最新作、
『鑑定人と顔のない依頼人』を見てきた。

劇場入り口には、
「結末を知るともう一度観たくなる映画なので、二回目は1000円!」の貼り紙。
大どんでん返しがあると聞いているので、伏線は見逃すまいぞと気を引き締めて(^^ゞ、
暗闇の中へ。


主人公は、天才的な美術鑑定士。偏屈で孤高を愛し、女性と関わることなく初老を迎えた男。
(渋いジェフリー・ラッシュですよ。)
その彼が、両親の遺品の美術品を鑑定して欲しいという若い女性の家に。
大量の骨董品が眠る古い邸宅。 電話のみでなぜか姿を見せない依頼人。
次第に彼はこの依頼人に惹かれ始め、遂に彼女を現実世界へ引き出す。
美術品の真贋には鋭い鑑定力を持つ彼が、自ら閉ざしてきた現実の世界で、
真実を見つけ出すことができるのか・・・。

これ以上書くとネタばれになってしまうので、ストーリーはここまで。

さて、どんでん返しが始まってからの流れは、なんじゃこれはと憮然とし、
納得がいかず、なんか、もやもや~。
エンドロールが流れた時には、え?アンハッピーで終わりなの?・・・・と完全に消化不良。
これがあの名作の監督の作品かと思うと、がっかり!


だったのですが、
監督のメッセージを読むと、
「映画の結末はポジティブなものだ。
 ハッピーエンドかどうかは、観客の価値観に委ねられる。
 愛を信じる人にはハッピイで、そうでない人には違った結末に感じるだろう」と。

あれをポジティブと捉えるなら?

・・・ああそうかと、
私の中で映画のキーワードになっている「歯車」がカチリカチリと噛み合い始める。
そうすると、映画をまた別の視点から観ることになり、
そうすると、冴えないラストだと思えたものが、深い愛に満たされる充足感にも変わり、
気付いていた伏線が、全く別の意味をもって浮きあがってくる。

あ、こりゃまた観なくちゃなぁ、
・・・・と配給会社と監督に、「やられた~」(>_<)?。


原題は「The best offer」(最高のオークション出品)。
邦題は、なんだか、ね。
ラストシーンの舞台プラハは、若い頃に一人旅した土地のひとつ。
冒険心一杯の思い出が甦り、キュンとしました♪
ラストシーンのカフェは、実在するのかしら?








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