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福本章さんを偲ぶ会 [生活]

パリ在住の画家、福本章さんの作品は、青、ピンク、紫などをミックスさせたような淡い色調で、
一目見たら、あ、これはフクモトの絵、とわかるくらい、独自の画風を確立されたかたでした。

7月6日、残念ながら御病気で、79歳で亡くなられ、
昨日、「福本章さんを偲ぶ会」が開かれました。

“葬儀にはモーツアルトのクラリネット協奏曲を流す”
“大切に保管していた沖縄古酒カメを飲む”
“オレの悪口をいう”

葬儀ではできなかった2番目と3番目の遺言通り、古酒を飲み、悪口を言う会・・・。
発起人には、画廊、画家のかたをはじめ、小説家、音楽家、歌舞伎役者など
幅広い職業のお名前が連ねられ、交遊の広さがうかがえました。


        20111012_edited-1.jpg


私と福本さんとのご縁は、同じ岡山県出身ということから、
パリを案内していただいたのが始まり。
山のように積み上げられた生牡蠣を、ワインをがぶ飲みしながら食べたこと、
泥酔しながら真夜中のパリの街を車で疾走したこと(もう時効ですよね)、

カフェでコーヒーを飲んだ時、
「あなたは普通のカフェに案内されたとしか思ってないようだけど、
 この店って、すごく有名なんだよ。わざわざここに来たんだからね」とおっしゃって、
「あ、全然知りませんでした。」と私がのん気に答えたことが、
なぜか記憶に残っています。
30歳になる手前、色々と悩んでいた頃のパリの一人旅でした。

いただいた古酒は、アルコール34度。
胃の中に熱く落ちていきました。

ご冥福をお祈り申し上げます。

     *福本章さん
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