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サヨナライツカ [タイ関連]

映画「サヨナライツカ」を見た。

1975年のタイ・バンコクが舞台。
最高級ホテル・オリエンタルホテルの「サマセット・モーム」の部屋に住む女(中山美穂)と、
婚約者(石田ゆり子)がいる結婚間近のエリートサラリーマン(西島秀俊)の、
一瞬で燃え上がったイケナイ恋。
結局切ない別れをした二人が、25年後に再びバンコクで出逢う、というお話。

オリエンタルホテルだの、スポーツカーだの、親に反抗してロックの道をゆく子供だの、
小道具がいかにも、辻仁成らしい。(2001年の原作)

私の目当ては、初公開というオリエンタルホテルの内部映像と、タイの風景。
実は、95年頃あのスイートルームの階段下ホールで友人が結婚式を挙げ、
司会をさせていただいたので、チャンスとばかり探検しまくったことがあるのだ、うふふ♪
あのホテルは、何も変わらない良さがある。
5年住んだタイを離れ帰国の途に就く時に泊まったのもオリエンタル。
ホテルに戻るたびに名前で迎えてくれるのは噂通りでした~。

さて映画は、ミポリン(この呼び方が古いわね・・)の美しさ満開、
38歳アラフォーにしてスレンダーな体、とっかえひっかえの衣装も素敵。
特に彼の部屋を訪れ挑発する時のあのシフォンのワンピース、欲しい!
  (・・・・着こなせるかは別の話)
西島秀俊も私の好み♪

でも・・・二人の年齢設定は、30歳だとか。
出会って間もなく、狂おしく求め合い、その後溺れていくのも、
実年齢40歳前後の役者が演じる成り行きは、何か違和感が残る。
若さの弾け具合とか、無軌道さ、・・・演出に説得力がないような。

ドン引きしてしまったのが、25年後の役者達の老けメイク。
頬・目じり、手の甲のシミ、しわ&顔色の悪さが、これでもか、これでもかと短いカットで迫ってきて、
見ていてツラくなる。
55歳ってこんなに淋しくないだろ~?と突っ込みたくなった。

結局途中からこんな思いにとらわれてしまったので感情移入できず、
まるでトレンディードラマ!との印象をぬぐい切れずにエンドロールを迎えた。
25年後も元カノが独りで思い続けていてくれるなんて、男の都合のよい理想だわね~。

でも、ミポリンや西島さん、特に予想外に良かった石田ゆり子は熱演。
タイのドンムアン空港や寺院、水上マーケット、
あぁこのシーンは多分あそこと、タイの風景も満喫。




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