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タイで皆既日食 in ’95 [タイ・ノスタルジィ90年代]

タイで皆既日食を見たことがある。
ネット検索して1995年10月24日だったと判明~☆

埃をかぶった箱から当時の手帳や写真を引っ張り出した。

24日深夜0時取材クルーの車に同乗してバンコクを出発、ナコンサワンに向かっている。
うん、だんだん思い出してきた!
100バーツもする日食紙メガネを購入と記してある。
断片的で怪しげな記憶をつなげてみると・・・・。

季節は雨期の最期、
両脇の田が水浸しで、まるで川に浮かぶ一本道を車で走っているようだった。

昼前に、ある学校の運動場に到着。
タイ・外国メディアがすでに中継カメラを据え付け、私のように遠方から来た大勢の人々が集まり、
まるでお祭り騒ぎのようだった。ビーチにいるかのような格好の外国人の姿も多い。
暑くて木陰でぼんやり休んでいたら、さわさわとおかしな風が吹いてきて、あら?と思うまもなく
うお~っと拍手と歓声があがった。日食ショーの始まり。

太陽が徐々に欠けていき・・・・、木の葉の影が三日月形?に変化していく。
皆が地面の影を不思議そうに指さす。
ぽかんと口をあけて空を見入っている子供もいる。
そしてクライマックス。
す~っとあたりが薄暗くなっていくのだが、その暗さは夜そのものとは違い、
まるで昼間のシーンを夜に見せかける為に映像にフィルターをかけた感じ。
そして皆の感嘆の声? 地の底からうなるような音が聞こえる。風の動きが変わったような・・・。
ダイヤモンドリングが光り、コロナが見え、一気に歓声が上がった。
空のリングにくすり指をかざしてみたのをよく覚えている。

長~い地球の歴史の中で、人間の欲望や私の存在など塵のようなもの。
悩みなんて小さい、小さい。
いにしえの人たちは、太陽神の意思を信じ脅威に感じたに違いない。
日食の原理に気付いた古代の知恵者は、これをうまく利用して権力を得たのだろうね。
現代の私も、太陽にひれ伏してしまいたいような圧倒的な力を感じる。
・・・・とまあ、暑い中妄想が入り乱れたような・・・。

よほど気を奪われていたのか、
残っていたのは、暗闇にぽっと光が灯るボケボケの写真一枚のみでした!

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