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レッドクリフと、一杯のお茶 [中国茶]

「レッドクリフ・パート2」を見に行った。

周瑜に扮するトニー・レオンは、最近気になるヒト。
孔明役の金城武も、落ち着いた低い声が好き。
リン・チーリンは、周瑜の妻・小喬役がとても綺麗だわ~。
少々ねっとり甘ったるい声は、イメージが違って惜しいな、
・・・・と思っていたら、あるサイトで彼女の声が監督のイメージではないので、
吹き替えをしているとあった。
それでも、もう少しきりっとした声なら・・・。

映画のスケールの大きさと迫力はスクリーンで見るべし!といった感。
曹操軍へ連合軍が攻め入るシーンの戦法、
多くの兵士の盾が、壁となり屋根となり巨人の鎧のごとく動く様は、
北京オリンピック開会式の一糸乱れぬアトラクションを思い出させた。

さて、この映画は“茶”が大切なキーワード。
お茶にまつわるシーンが、パート1,2通してある。
悪役の曹操の茶のたしなみを表すのが、パート1で愛妓に茶を淹れさせるところ。
そのお茶を口にした時の彼の失望の表情。これが伏線か。
そしてパート2で、さらに茶は重要な役割を担う。
(まだ見てない人の為に詳しいことは書かないでおきますね。)

映画の中で、小喬が、曹操に美味しいお茶を淹れるコツを語るのだが、
あれ?、茶聖「陸羽」の書いた『茶経』の記述に似ている。
お茶にあう良い湯とは・・・、
                       
「其沸如魚目、         魚の目ほどの小さな気泡が立ち、
 微有声為一沸、        微かな音がしたら、それが一沸かし、
 縁辺如湧泉連珠為二沸、  珠のような気泡が連なったら、二沸かし、
 騰波鼓浪為三沸、      ぐらぐらと沸騰したら、三沸かし、
 己上水老不可食也、」    それ以上は水が老化してしまう、

陸羽は唐代の人なので、『三国志』とは時代がちょっと???、

映画はとても面白かった。
このGWは美味しい中国茶を飲みながら、大昔読んだ三国志を読み返すことにしよう。




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