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お茶会と赤いスイトピー [中国茶]

5月の始めごろのことだが、
中国茶のお茶会 “陽明茶会~観音聖手上品茶”に参加させていただいた。

場所は、世田谷観音寺の中にある旧小田原代官屋敷跡。
あいにくの小雨模様だったが、緑が濡れて鮮やかになり、これもまたよし。
三軒茶屋駅から徒歩15分のところにこんな風情のある空間があるのに驚き、
門をくぐる頃には、もう心は別世界にトリップ♪

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まず受付で、天日干しの「岩しみず」冷茶をいただく。
畳や石敷きの部屋には4人の茶人によるお茶席が設定されている。
テーブルコーディネートで度々賞をとる方々の主宰でもあるので、
しつらえがもう素敵~~!!とシャッターを切りまくる。

        DSC00881a.jpg

いただいたお茶は、
東山碧螺春、 東方美人、 阿里山烏龍茶。
今回、東方美人が絶品!
紅茶に近い深みが感じられ、果実の香りと、甘い余韻。
思わずお隣さんとうなずき合う。
お茶請けは、京都からお取り寄せの麩まんじゅう、紫芋けんぴ、サブレ、香の物。
お茶と絶妙の組み合わせの上、すごく美味しい♪

私は、台湾南部の茶藝コンテストで優勝した男性の茶席に着いた。
(選り好みしたのではないぞ!たまたま♪)
私の師匠は台湾人の中年男性だが、若い男性に淹れてもらう機会はほとんどないので、
ちょっと嬉しい。さすが優勝しただけあって、しなやかなお点前と優雅な細い指。
(う~ん、オバサン目線か?同席した友人も同じことを思ってたらしい。)
晴れていたら、庭の新緑をバックにお茶を淹れようと思っていたと、少し障子を開ける。
ひんやりとした空気がさあっと部屋に流れ込み、身が引き締まる。

そして、太田久遠さんの二胡と、足本美代子さんの楊琴の演奏。
美味しいお茶と音楽に酔いしれる、素敵なひと時!
最後に主催者のリクエストで、「赤いスイトピー」が演奏された。
二胡でこの曲を?と一瞬思ったが、これがもう本当に素晴らしかった。
弦からほとばしる哀愁を帯びた音が、強くなり弱くなり・・・・。
思いがけず心が揺さぶられ、目が潤んでしまった。
それは私の周囲の、年齢が近い世代の女性の心に響いたようで、
「何を思ったのでもないけれど涙が出そうになった」と。

美味しいお茶と音楽、ごちそうさまでした♪






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